毎朝の通勤電車の混雑、渋滞に巻き込まれる車通勤、バスの遅延。
多くの社会人にとって「通勤時間」は苦痛であり、時間も体力も奪われるものです。
しかし、あなたがもし「徒歩5分通勤」の場所に住んでいたとしたら、普通の社会人と比べて圧倒的な特権を持っている言えます。
社会人は平均して通勤に往復1時間以上の時間をかけています。
つまり、往復1時間かかる人と比べると、年間で約250時間程度もの自由時間を持っている計算になります。
ですが、その時間を「寝るだけ」「SNSをなんとなく眺めるだけ」で過ごしていると、その恩恵を活かしきれません。
私自身、現在は職場から徒歩5分のアパートに住んでいますが、浮いた時間を使って色々なことにチャレンジできてとても満足しています。
そこで、通勤時間が徒歩5分になると、どのような「朝活」「夜活」ができるのか、ご紹介したいと思います。
徒歩5分通勤だからこそできる「朝活」「夜活」で自分の人生を整え、未来の自分への投資を始めてみませんか?
(ちなみに、もし私が職場から徒歩5分の場所に引っ越して感じたメリット・デメリットにご興味があれば、こちらの記事をご覧ください。↓)
徒歩5分通勤の最大のメリットは「時間」
私たちはつい「疲れた」「時間がない」が口癖になりがちですが、その原因の一つが通勤時間の長さです。
1時間以上の通勤は、
- 睡眠時間の削減
- 家族・趣味・勉強の時間の喪失
- 通勤ラッシュによるストレス
を引き起こします。
一方で徒歩5分通勤は、この負担を限りなくゼロに近づけることが可能です。
朝も夜も自由に使える時間があり、精神的にも余裕が生まれます。
ですが、何となく過ごしているとこの時間はすぐに消えてしまいます。
だからこそ「徒歩5分通勤×朝活&夜活」は人生の質を変えるチャンスなのです。
徒歩5分通勤×朝活のすすめ
① 朝に自己投資の時間を持つ
徒歩5分通勤の特権は、「朝にまとまった時間を持てること」です。
朝の時間帯は脳が最もクリアで、一日の中で集中力が高いゴールデンタイムです。
前日の疲れが取れ、頭がリフレッシュしている状態で行う学びや作業は、記憶への定着力も高く、短時間でも深いインプットが可能です。
夜に勉強や作業をしようとしても、仕事の疲れが残り「集中できない」「眠くなってしまう」ということが多いもの。
徒歩5分通勤で朝に余白があるなら、その貴重な時間を未来の自分を豊かにする自己投資の時間に変えるのが圧倒的に効率的です。
出勤時間ギリギリまで寝るのではなく、いつもより30分だけ早く起きて「未来の自分への投資」に使いましょう。
- 資格勉強(簿記・FP・英語・プログラミングなど)
- 読書(ビジネス書、小説、気になる分野)
- ジャーナリング(考えを整理するためのノート)
朝の脳は疲れておらず、記憶の定着にも適しています。
例えば英語を毎朝15分学習する場合、月に450分(7.5時間)、半年で約45時間の学習時間を確保できます。
「毎朝15分だけ」でも積み重なれば大きな力になることがわかります。
読書の場合も毎朝10ページ読むだけで、1ヶ月で300ページ=1冊の本を読破できます。
年間12冊の本があなたの知識を広げ、視野を広げてくれることになるのです。
徒歩5分通勤の時間的余裕を使うことで、他の忙しい社会人が「時間がなくてできない」と諦めてしまうことも、あなたは日常に無理なく取り入れることが可能です。
② 朝の散歩・軽い運動でリズムを整える
徒歩5分通勤という短時間通勤は、便利で疲れにくい反面、運動不足になりやすい落とし穴があります。
特にデスクワーク中心の社会人の場合、「気づけば一日中座りっぱなし」ということも多く、肩こりやむくみ、疲労感が抜けにくくなることも。
だからこそ、徒歩5分通勤で得た朝の時間の余裕を活かして「朝の散歩・軽い運動」を取り入れることが、あなたの毎日のパフォーマンスと健康維持の鍵になります。
①体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整う
朝に日光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜になると自然に眠気が訪れるリズムが作られます。
特に社会人は夜更かししがちですが、朝の散歩で太陽の光を浴びるだけで、夜の入眠・睡眠の質が改善されます。
②血流が促進され、集中力が高まる
朝起きたばかりの体は血流が滞っており、頭がぼんやりしがちです。
軽い散歩やストレッチを行うだけで全身の血流が改善し、脳への酸素供給が増えて頭がスッキリします。
朝の運動後は「やる気スイッチ」が入り、仕事や勉強に前向きに取り組めるようになります。
③気分が前向きになる
朝に体を動かすと、セロトニンという「幸福ホルモン」の分泌が促され、気持ちが安定しやすくなります。
仕事でプレッシャーやストレスを感じやすい社会人こそ、朝の散歩を続けることでメンタルの安定感が得られます。
徒歩5分通勤の場合、朝に30分以上運動時間を確保するのは難しくありません。
しかし続けるためには「無理のない範囲から始める」ことが大切です。
以下のステップで朝散歩・軽い運動を習慣化しましょう。
✔ 起きて5分以内にカーテンを開け、外の空気を吸う
まずは体内時計を動かすために光を浴びるところから始めます。
✔ 5〜10分程度、自宅周辺を散歩する
近所の公園や神社まで歩くだけでもOK。
スニーカーを履き、腕を軽く振って歩くことを意識します。
✔ 帰宅後に軽いストレッチを行う
首・肩・背中・足回りをほぐす簡単なストレッチを2〜3分行い、体を温めます。
✔ 散歩中に考えを整理する時間にする
歩きながら「今日やるべきこと」「今抱えている悩み」などを思い浮かべて整理する時間にするのもおすすめです。
歩くことで頭がクリアになり、前向きなアイデアも浮かびやすくなります。
これだけで体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整います。
散歩中に今日のタスクを整理する時間にもなり、日中の集中力が高まります。
③ 家事を前倒しする
徒歩5分通勤という特権を持つあなたには、「朝に時間の余白がある」という最大の強みがあります。
この時間を未来の自分のために使うために、ぜひ取り入れてほしいのが 「朝の家事の前倒し」 です。
仕事から帰宅した後は「自分時間に使おう」と思っていても、実際には以下のようなことで時間がどんどん奪われてしまいます。
✔ 部屋の片付け
✔ シンクの洗い物
✔ 朝干せなかった洗濯物
✔ ゴミ出しの準備
✔ お風呂掃除
✔ 翌日の服の準備
「ほんの10分で終わるはず」と思っていても、疲れた体ではダラダラと時間がかかってしまい、結果的に自分のための時間が削られることに繋がります。
徒歩5分通勤で浮いた時間を活用し、以下の家事を朝に前倒しすることを習慣化してみてください。
✔ 洗濯物を回す・干す
✔ シンクの洗い物を済ませる
✔ 部屋の床に出ているものを定位置に戻す
✔ 洗面台をさっと拭く
✔ ゴミをまとめて玄関に置く
これらは合計10〜15分もあれば完了する軽い家事です。
朝のうちに済ませておくことで、帰宅後は部屋が整った状態になっており、「すぐ自分の時間に移行できる環境」が手に入ります。
徒歩5分通勤×夜活のすすめ
① 帰宅後すぐ「未来の時間」を確保する
徒歩5分通勤という特権を持つ社会人のあなたには、帰宅後の時間に「体力と気力が残っている」という大きな強みがあります。
多くの社会人は長時間通勤と仕事の疲労で帰宅後すぐ横になり、スマホを眺めながら眠くなり、気づけば寝落ちするような日々を送っています。
ですが徒歩5分通勤であれば、その負担を最小限に抑えられるので、「帰宅後すぐの時間」を未来の自分のために使うことが可能です。
この帰宅後すぐの時間こそが、夜活で自己実現に近づくゴールデンタイムです。
人間の意志力や集中力は有限であり、帰宅後に食事やお風呂、テレビ、SNSを挟んでしまうと、脳は完全に「オフモード」に入ってしまいます。
すると、夜活をしようと思っても、
✔ 今日は疲れたからまた明日やろう
✔ 眠いから今日はもう無理
✔ やる気が出ない
となってしまい、未来の自分のための時間を確保できなくなります。
だからこそ「帰宅後すぐのタイミング」が最も大切です。
徒歩5分通勤で生まれた時間と体力を使い、以下のような夜活を取り入れてみてください。
✔ 資格・スキル学習(英語、簿記、プログラミングなど)
✔ 副業作業(ブログ、動画編集、デザイン)
✔ 趣味(楽器練習、イラスト、ハンドメイド)
✔ 読書・アウトプット学習
✔ ストレッチ・瞑想で心身を整える時間
夜活の内容は「未来の自分が喜ぶこと」「将来のキャリアや暮らしを整えること」であれば何でもOKです。
② ストレッチ・瞑想で心と体を整える
夜のストレッチと瞑想は「明日も頑張るための準備」であり、心と体をリセットし、深い睡眠と前向きな気持ちで翌日を迎えることができます。
社会人の多くは日中ずっとPC作業や立ち仕事で体が固まり、ストレスにさらされ続けています。
夜になると体の緊張や肩こり、腰の重さ、頭の中のモヤモヤが残ったままになりがちです。
この状態で寝ようとすると、
✔ 寝つきが悪い
✔ 夜中に目が覚める
✔ 翌朝起きた時に疲れが残る
といった悪循環に陥ります。
徒歩5分通勤で夜の時間に余裕があるからこそ、 ストレッチ・瞑想を取り入れ「体のこわばり・心の疲れをほぐす習慣」 を始めることができるのです。
ストレッチは筋肉の緊張を緩め、血流を促進し、心拍数と呼吸を落ち着かせてくれます。
夜のストレッチを習慣化すると、
✔ 肩こり・腰痛の予防・改善
✔ 血流促進でむくみ解消
✔ リラックス効果で副交感神経が優位になり入眠しやすくなる
✔ 睡眠の質が向上し、翌朝の目覚めが良くなる
といったメリットが得られます。
特別な器具や広いスペースは不要です。寝る前の5分でOK。5分でも体が温まり、ふわっと力が抜ける感覚が得られ、心地よい眠りへの準備が整います。
また、瞑想は「頭の中の整理整頓」をしてくれる時間です。
社会人は一日中タスクや人間関係、将来の不安などで思考がフル稼働状態になりがちですが、瞑想を取り入れることで、
✔ 思考の渋滞を解消し、心が静かになる
✔ ストレスが軽減される
✔ 睡眠の質が向上する
✔ 翌日の仕事・学びへの集中力が高まる
といった効果が得られます。
③ 読書&日記で1日を完結させる
夜活の締めくくりとしておすすめなのが、
- 10分間の読書
- 5分間の簡単な日記
です。
読書は知識のインプット、日記は感情・思考のアウトプット。この2つを寝る前の時間に行うことで、一日の学びや感じたことを整理し、頭と心を穏やかに整えることができます。
✔ スマホでSNSやニュースを追ってしまう夜時間を、静かな思考の時間に変えられる
✔ 日々の忙しさで流れてしまう感情を言葉にすることで気持ちが軽くなる
✔ 読書で新しい視点や学びを得ることで明日への意欲が湧く
✔ 睡眠前の読書習慣は入眠儀式となり、深い眠りに繋がる
この小さな習慣が、翌日を前向きに過ごす土台になります。
読書についてですが、難しい本を読む必要はありません。
気になるテーマの実用書やエッセイ、小説でもOK。
「毎日10分」「毎日10ページ」など小さな目標から始めると続きやすくなります。
もし眠気が強い日は、好きな言葉が詰まった本を1ページだけ読むのでも十分です。
大切なのは「今日も自分のために時間を使えた」という感覚を持つことです。
また、日記は1日を振り返り、
✔ 今日あった嬉しかったこと
✔ 頑張れたこと
✔ 明日の自分に伝えたいこと
を1〜3行で書くだけでOK。
書き出すことで頭の中が整理され、感情が落ち着きます。
特に夜活をしている場合は「夜活で学んだこと」「作業して気づいたこと」なども書き添えると、自分の成長の記録となりモチベーション維持に繋がります。
徒歩5分通勤だからこそ「人生の質を高める」チャンス
徒歩5分通勤は、
✔ 健康管理に時間を使える
✔ 家族との時間が増える
✔ 自分の時間を確保できる
✔ 副業やスキルアップに時間を使える
という、他の社会人が得られない貴重な時間を持っています。
時間の使い方次第で、その恩恵は大きくも小さくもなります。
「時間がないからできない」を言い訳にせず、朝活・夜活を取り入れ、自分を大切にできる生活を始めてみましょう。
まとめ
徒歩5分通勤だからできる朝活・夜活は、
✔ 朝の勉強・読書で未来に投資
✔ 朝散歩で体内リズムを整える
✔ 朝の家事で夜の時間を守る
✔ 夜に学び・副業・趣味で自己実現
✔ ストレッチ・瞑想で疲れを癒す
✔ 読書&日記で充実した眠りを迎える
という習慣を身につけるチャンスです。
どれか一つからでも構いません。
徒歩5分通勤で生まれた時間を活かし、忙しい社会人生活の中でも「自分の人生を整える時間」を持ち始めてください。
あなたは徒歩5分通勤で得た時間を、どう使いますか?
人生は時間の使い方で変わります。
未来の自分のために、小さな一歩から始めてみましょう。
もしあなたが職場から徒歩5分の場所に住んでいるのだとしたら、今夜、または明日の朝、できることを一つ決めて、この特権を活かした生活をスタートしてみてください。
コメント