2024年から始まった新NISA。もうすぐ1年になりますが、皆さんは利用されているでしょうか。そもそも新NISAで投資をしていない、または、8月にあった暴落の際に売ってしまったという方もいるかもしれません。
私はというと、この1年間ずっと新NISAで投資信託の積立投資を継続していました。
私自身、投資でこれまでいくつもの失敗を経験してきました。正直、もし今年の新NISAが初めての投資だったら、間違いなく8月の暴落で損切りをしていたと思います。けれど、これまでの投資経験があったため、途中で売ったりすることなく新NISAの積立投資を継続することができました。
そこで、自分なりに新NISAで積立投資を継続できた理由をまとめてみたいと思います。
もし最初からこれを知っていたら、私もこれほどまで投資で失敗することもなかったかと思います。
これから新NISAで投資を始めてみたい、途中で辞めてしまったけどもう一度新NISAで投資を続けたいという方の参考になれば嬉しいです。
積立投資を続ける理由:①複利の効果
積立投資を知らない方からしたら、投資といえば短期間で売買するデイトレードのようなものを想像するかもしれませんが、私が実践している投資方法は一度購入したら長期間保有し続ける積立投資です。
なぜ長期間で積立投資をするのかというと、複利の効果を活かすためです。
複利とは、元金を運用して得た利子に対して、さらに利子がつくことです。例えば、100万円を年利5%で運用した場合、1年目の利息は5万円ですが、2年目の利息は100万円+5万円に利息が発生するため、52,500円になります。
つまり投資する期間が長いほどこの複利の効果が働き続け、資産が雪だるま式に増えていくということです。
複利の効果がわかる話に「ジャックとジル」という有名な投資話があります。
ジャックは18歳から25歳までの8年間、毎年50万円ずつ投資を行いました。投資の総額は8年間×50万円で400万円です。その後は、追加投資はせずに、ずっと放置します。
ジルは26歳から65歳までの40年間、毎年50万円ずつ投資を行いました。投資の総額は40年間×50万円で2,000万円です。
どちらも年利10%で運用したとき、65歳時点で資産が多いのはどちらでしょうか?
ジャックは400万円、ジルは2,000万円を投資しました。投資した期間は違いますが、それ以外はまったく同じ条件で運用します。さて最終的に資産が多くなるのはどちらだと思いますか。
正解は、ジャックが2億8467万円、ジルが2億4343万円となり、最終的な資産が多いのはジャックです。
ジルの方がジャックの5倍も投資している金額が大きいにも関わらず、最終的にはジャックのほうが金額が大きくなります。これが複利の効果です。
投資を始める時期が早ければ早いほど、運用している期間が長ければ長いほど、複利の効果が働き最終的には大きな資産になることが分かります。
積立投資を続ける理由:②ドルコスト平均法
投資のプロでさえ、いつ株価が上がって、いつ下がるのか完全に言い当てることは不可能です。ましてや、プロよりも分析に時間をかけることができない初心者では、プロ以上に株価の上下を予測することは難しいです。
そこで、活用したいのがドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法とは、投資商品を一定の金額で購入し続ける投資方法です。ドルコスト平均法のメリットは一定の金額で購入するため、価格が低いときは購入量が増え、価格が高いときは購入量が減ることです。そのため、全体的に平均購入価格を抑えることができます。
ドルコスト平均法の最大のメリットは購入するタイミングを考える必要がないことです。
ドルコスト平均法は定期的に購入し続ける必要があります。つまり、最初に金額だけ決めてしまえば、あとは機械的に購入していくしかありません。
投資で失敗する大きな理由は狼狽売りしてしまうことだと言われています。自分が持っている投資商品の価格が下がることに耐えきれず、損すると分かっていて売ってしまうのです。しかし、ドルコスト平均法が分かっていれば、価格が下がってしまう時でもむしろたくさん買えるとポジティブに考えることができます。
投資は長く続けるほど複利の効果を活かすことができます。ドルコスト平均法は心理的な負担が少なく(個人的な感想ですが)投資ができるので、長く投資を続けるのにも最適だと思います。
積立投資を続ける理由:③買って育てる。新NISAの枠について
最後に、なぜ新NISAでは積立投資が良いのかについてお話します。ここからはちょっと難しい話になるので、投資初心者の方については、「へえー」くらいで見ていただければと思います。
投資に詳しい方ならご存じかと思いますが、投資信託には個別株のような配当金はありません。その代わりに分配金が出るものもありますが、複利の効果を最大化するためには分配金がない投資信託を選ぶほうが良いです。通常、分配金の受け取りには税金がかかりますが、分配金がない投資信託は運用益を投資信託の内部で再投資しているので、分配金の受け取りのために払う税金分を投資にそのまま回すことができるからです。
一方で新NISAでは分配金に税金はかかりません。しかし、新NISAでも複利の効果を最大化したいのならば、分配金なしの投資信託を選ぶべきです。なぜなら、新NISAには投資できる上限額があるからです。
もし、新NISA上限額の1800万円で全て分配金がある投資信託を購入した場合、すでに上限額に達していますので、受け取った分配金でさらに新NISAで投資をすることはできません。しかし、もし全て分配金がない投資信託を購入した場合、運用益は全て投資信託内部で再投資されますので、上限額いっぱいでも運用益を新NISAで投資することができます。
投資できる金額は同じ1800万円ですが、個別株や分配金がある投資信託ではその配当や分配金を再度投資することはできませんが、分配金がない投資信託は内部で再投資しているため、複利の効果を活かすことができます。
最後に
なぜ私が新NISAで投資信託の積立投資をするのか3つのメリットについてお話しました。
もちろんこれ以外にもメリットはありますし、逆にデメリットもあります。投資は自己責任ですので、それらについても自分で調べて、自分で理解する必要があるとは思います。
けれど投資の話は難しいですし、なかなか周りにも聞きにくいかと方もいるかと思います。(実際、私は一切周囲に投資の話をしていません・・・。)
そんな方に、少しでも投資の話を理解できるような一助になれば幸いです。
コメント