仕事と勉強を両立する手帳術｜スキマ時間の活かし方と1日の使い方

社会人として忙しく働きながら、資格取得やスキルアップのために勉強を続けたい。そう思っていても、「毎日があっという間に終わる」「やる気はあるのに時間がない」と悩んでいませんか？

そんなあなたにおすすめしたいのが、「手帳を使って時間を見える化すること」です。

手帳は、予定やタスクを書き込むだけのツールではありません。
1日の流れを客観的に見つめ、自分にとって使える時間を発見し、スキマ時間を勉強時間に変える“時間設計ツール”として活用することができます。

この記事では、社会人が勉強時間を確保するのがなぜ難しいのかを深掘りしつつ、仕事と勉強を両立するための手帳術と、スキマ時間の具体的な使い方について解説します。

社会人が勉強時間を確保するのが難しい理由と対応策

「忙しいからできない」と一言で片づけられがちですが、社会人が勉強を続けにくいのには、もっと複雑で根深い原因があります。

社会人のスケジュールは想定通りにいかないもの。
急な会議、残業、トラブル対応…。勉強時間を決めていても、あっさりと崩れてしまいます。

→ 対応策：バッファ時間（予定と予定の間にあえて空けておく余白の時間）や「最悪これだけはやる」タスクを手帳に書いておく。

帰宅後、疲れた体と頭で机に向かうのは現実的に厳しいものです。
特に集中力の要る作業は後回しにされがちで、ついスマホや動画視聴に流れてしまうことも…。

→ 対応策：自分の1日の中でエネルギーが高い時間帯（例：朝）を見つけ、そこに軽めの勉強を組み込む。

1時間まとまって時間が取れないと「今日は無理」となってしまう完璧主義になっていませんか。
実は、5分や10分でも積み重ねれば、立派な学習時間になります。

→ 対応策：手帳に「すきま時間タスク」をリスト化し、こまめにチェックしていく。

在宅勤務やフレックスなど、働き方の多様化で「仕事が終わっても気が休まらない」人が増えています。
勉強どころか、気持ちを切り替えることすら難しくなってきつつあるのかもしれません。

→ 対応策：勉強のための「時間」や「場所」を固定して切り替えスイッチを作る。

社会人の勉強には、テストや成績のような目に見える評価がありません。
「意味があるのか？」「進歩しているのか？」と不安になり、やる気が削がれてしまいます。

→ 対応策：手帳に「やったことリスト」や「今月の学びログ」を残し、自己成長を可視化する。

では、勉強時間をどのように捻出すればよいのでしょうか？
その第一歩が「時間の見える化」です。

おすすめは、バーチカルタイプの手帳を使うことです。
これは1日を時間軸で管理できる形式なので、空白の時間帯＝スキマ時間を一目で把握できます。

とくに注目すべきは以下の3つの時間帯：

「何気なく過ごしていた時間」こそ、勉強のチャンスになります。自分のスキマ時間を洗い出してみましょう。

より具体的に手帳を使った時間の見える化について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。↓

では、見つけたスキマ時間をどのように勉強に繋げていくのでしょうか。そのコツを３つほどご紹介します。

✔ 小さな勉強タスクをリスト化する

必要なタスクを細かくリスト化してみます。例えば、次のようなタスクを手帳に書いておくと、ちょっとしたスキマ時間でも迷わず行動できます。

✔ ながら勉強を活用する

音声学習やYouTube講義など、耳を使った勉強は移動時間や家事中にも可能です。
「見る」より「聴く」に切り替えるだけで、勉強時間は一気に増えます。

✔ タイマーで集中力を高める

ポモドーロ・タイマーを使い、「15分だけ集中」と区切ることで、スキマ時間でも高い集中力を維持できます。

スキマ時間を活用した勉強スケジュールとは、例えば下記のようなイメージになります。