独学で勉強を始めようと思ったとき、誰にも何も教えてもらえないので何から始めていいか分からないという方は多いと思います。
実際、私自身は独学で簿記2級に合格したという経験がありますが、その過程はたくさんの分からないの連続でした。
学校と違って分からないことを教えてもらえないので、自分で調べて解決策を見つけるしかありません。
いっぱい悩んだので最短で勉強を進められたとはとても言えません。
しかし、悩んだからこそ自分なりにこれはやって良かったというものがいつくかあります。
そこで、勉強を始める前にやって役にたったことを3つご紹介したいと思います。
独学で勉強を始めようと思っている方の参考になれば幸いです。
やったこと①机と椅子を用意する。
まず、勉強を始める前に机と椅子を用意しました。
それまでは書き物の作業はローテーブルでしていましたが、なかなか集中することができませんでした。原因は姿勢です。何度も足の位置を変えたりして体が疲れてしまいました。
すぐに気が散ってついつい別のことしてしまいました。
そのため、机と椅子を買って勉強するようにしました。
勉強を続けてみると、机と椅子を用意して正解だということがわかりました。
椅子に座ると勉強に集中できる時間が違います。試しにローテーブルで勉強してみましたが、姿勢が悪いせいかやはりどうしても気が散ってしまいました。
学生時代の経験ですでにわかっているという方も多いかもしれませんが、やはりきちんと椅子に座って勉強をするのが一番でした。
カフェや有料自習室などの自宅以外の場所で勉強するという方や、どうしても部屋にスペースがなくて机と椅子を置けないという方は不要かもしれません。
それでも一切自宅で勉強することがないという方以外はぜひ机と椅子を用意して勉強するのをおすすめします。
やったこと②職場の近くに引っ越す。
かなり極端な例で参考にならないかもしれないですが、私は職場の近くに引っ越すことで勉強時間を作りました。
今の自宅は職場から10分の場所にあります。
職場の近くに引っ越す最大のメリットはそれまでの通勤時間を勉強にあてられることです。
例えば、引っ越したことで往復1時間の通勤時間がなくなれば、そのままその1時間を勉強に使うことができます。
忙しい社会人にとって毎日1時間を確保できるというのはとても魅力的です。
また、もう一つ職場の近くに引っ越すメリットがあります。それは、通勤で疲れないことです。
社会人が勉強をしようと思うと、基本的に仕事終わりになると思います。
想像してみてほしいのですが、電車に揺られながら1時間かけて帰る自宅と、徒歩10分で帰れる自宅。どちらがその後の勉強にすぐに取り掛かる気になるでしょうか。
もちろんどちらでもすぐに勉強にとりかかれるという方は素晴らしいです。
ですが私なら、1時間もかけてやっと自宅に帰ったらすぐに勉強にとりかかれず、少し休憩してから勉強しよう、と思うはずです。
人の多い場所が苦手なので、その場所にいるだけで疲れてしまいます。
一方で、10分で家に帰ることができれば移動するだけで疲れるなんてことはありませんので、すぐに勉強にとりかかることができました。
そのままカフェなどで勉強するのなら別ですが、自宅に帰ってから勉強する場合はできるだけその時間を短くできれば理想的だと思います。
もちろん、引っ越しは簡単にできるものではありませんので、全ての方におすすめできる方法ではありません。
私自身も勉強時間を確保するためという理由だけで引っ越ししたわけではありません。当時のアパートに不満があり、良い物件を見つけることができたという複数の理由があって引っ越しをしました。
しかし、引っ越しが勉強時間を確保するために役立ったことは間違いありません。
また、通勤時間を勉強にあてることができると言いましたが、もちろん余裕ができた時間は勉強以外にも使えます。
リラックスする時間を作ったり、家族や友人と過ごす時間を作ったり、時間があればできることはたくさんあります。
引っ越しには費用もかかり簡単にできるものではありませんが、時間をお金で買ったと思えば決して無駄な出費ではありませんでした。
やったこと③勉強をすると宣言する。
勉強を続けるために一番効果があったのは、勉強をすることを宣言したことでした。
基本的に社会人の勉強は誰かに強制されるものではありません。
勉強をさぼっていたとしても誰かに怒られることもなければ、勉強をしなさいとうるさく言う人もいないはずです。
全ては自分のやる気次第ですが、私はどうしても楽なこと選んでしまいがちでした。
「今日は仕事が忙しかったから」「今日は疲れているから明日やろう」と、勉強をさぼる理由を探してしまいました。
それを防ぐためには他人の目が一番効果があります。
例えば家族や友達に勉強を始めることを宣言した場合、次に会ったとこに「そういえば勉強どのくらい進んだ?」なんて聞かれます。
そのとき勉強が全く進んでいないと、自分がダメなやつに感じてしまいます。それが嫌なので、勉強をしなければという気持ちになります。
宣言すること自体は別に強制力があるものではないですが、他人には良いように思われたいものです。特に家族や友人のように身近な人間にはなおさらです。
そのため、勉強を始めることを宣言しておけば、家族や友達にカッコ良い自分を見せるために頑張れるというわけです。
身近に宣言できるような人がいないという場合は、SNSで宣言するというのもありだと思います。
SNSへ定期的に勉強の進捗具合を投稿すれば、SNSに投稿するからという理由で勉強をさぼれない状況を作り出すことができます。
また、SNSを活用するのであれば同じような勉強をしている同志を見つけることができれば、一緒に頑張ろうと思えるのでモチベーションアップにつながります。
まとめ
私が独学で簿記の勉強を始める前にやったことを3つご紹介しました。
①机と椅子を用意する。
②職場の近くに引っ越す。
③勉強をすると宣言する。
この3つのことを実践することで、独学がうまくいったと考えています。
これらはまだ準備段階なので、これから勉強計画を立てて実際に勉強を進めていくことになります。
独学の勉強計画の立て方についても別の記事に書いていますのでそちらを参考にしてください。
コメント