独学で勉強計画を立てるための5つのポイント

仕事・勉強

勉強をすると決めた時、皆さんはまず何から始めるでしょうか。

おそらくですが、初めにどのように勉強するか勉強計画を立てるかと思います。

しかし、その勉強計画も何も考えずただ立てるだけでは、達成できないという悲しい結果に終わってしまうかもしれません。

独学は自分でスケジュールを管理しなければいけないので、勉強計画のとおりにいかなかったなんてことも多いようです。

そこで、独学で簿記2級に合格した筆者が自分の勉強計画を立てたときに気づいた、社会人が勉強計画を立てるためあらかじめ気を付けておきたいポイントを5つにわけてご紹介します。

ポイント1:目標を決める

勉強計画を立てるために、まず目標を決めましょう。何事も計画を立てるにはまず目標がなければいけません。

一番分かりやすいのは資格ですね。勉強する理由が資格ならば、資格を取得することが目標になります。

また、資格のように明確な目標がない場合でも、できるだけ具体的な目標を設定することが理想的です

例えば、仕事で使うので英語を勉強しなければいけないという場合、目標は「仕事で使えるくらい英語を話せるようになること」となりますが、それは具体的にどのような状態になれば目標が達成されるのでしょうか。

目標が不明確だとどれくらい勉強するれば良いかわからなくなり、いずれモチベーションが落ちて勉強が続かなくなってしまいます。

そのため、達成されたということが分かる具体的な目標のほうが、目標を達成させるために頑張るのでモチベーションを維持し続けることができます。

ミル
ミル

例えば英語だったら、TOICEで○点取る、テキスト1冊を隅々まで理解する、などでしょうか。

ポイント2:目標達成に必要な勉強範囲を決める

目標が決まったら、次は目標達成に必要な勉強範囲を決めましょう

勉強計画を立てるということは、勉強範囲をいつまでにこなすのかを考えることです。ですので、計画を立てるために勉強範囲を決めることはとても大切な過程です。

勉強範囲として分かりやすいのは、1冊のテキストを範囲としてしまうことですね。

資格や受験の勉強などで昔からよく言われていることですが、気になるテキストをあれもこれもと手を出すのではなく、1冊のテキストを完璧にやりきるほうが効果的に勉強できます。通常は1冊のテキストに必要な情報が詰まっているからです。

独学で勉強する場合、本やオンライン講座等の教材を用いて勉強することになるかと思います。

その教材を勉強範囲としてしまい、必要もないのにそれ以外に手を出さないように気を付けましょう

まず目標を定め、それが達成できるような教材を選び、それを最後までやりきる。これが大切です。

ポイント3:1日に勉強できる時間を把握する

社会人は忙しい。

勉強計画を立てるときには「これくらいは勉強時間を確保できるだろう」と思っていても、いざ勉強を始めてみると思ったより勉強時間がなかったということもあります。

そのため、1日に勉強できる時間を正確に把握しておく必要があります

何となくこれくらい確保できるだろうではなく、勉強する前提で実際に1日過ごしてみてください。

朝早く起きて勉強する、仕事が終わってからカフェで勉強するなど、色々な勉強時間の確保方法があると思います。本当に自分がその通りに毎日生活できるか想像してみることが大切です。

きちんと時間を計って、どれくらいの勉強時間を確保できるか確認してください。

ミル
ミル

朝早く起きることは毎日の習慣化ができそうですか? 仕事終わりに行くカフェは勉強できそうな環境が整っていますか?

意外と自分が想像していたより勉強時間を確保できないかもしれません。

逆にまとまった時間ではなくても、通勤時間やお昼休み等、ちょっとしたすきま時間が見つかるかもしれません。

想像だけではなく、実際にどれくらいの時間を勉強のために確保できそうか、勉強計画を計画だけにしないために、事前に確認しておくことはとても大切です

ポイント4:余裕をもったスケジュールを立てる

勉強範囲、勉強時間が完璧な勉強計画を立てたとしても、急な仕事が入って計画通り行動できなくなるかもしれません。

もし、1日、2日予定がずれたら計画全体が崩れてしまうような厳密な勉強計画を立ててしまうと、すぐに計画通りに予定が進まず、挫折してしまう原因になります。

そのため、勉強計画を立てるときには余裕を持ったスケジュールにする必要があります

そこで、おすすめの勉強計画の立て方は目標から現在までさかのぼって計画を立てていくことです

例えば、「半年後に○○の資格を取得する」という目標を決めたとします。そのために必要な勉強量はテキスト1冊分とします。

ここで気を付けたいのは半年後に1冊やり終えるから、3か月でその半分で・・・、などとしてしまうと、計画通りに達成できない日があると、全体の計画に支障が出てしまうということです。

思い通りに進まなくなる可能性を先に考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てることで、最終目標を達成できないという事態に陥ることを防ぎます。

今回の例でいえば、1か月に4,5回急な仕事が入って勉強できない日があるかもしれないと想定します。すると、1か月の勉強可能な日数は30日ではなく25日として考えますので、25日前提で勉強計画を立てることになります。

余った5日は予備日として、遅れた勉強を取り戻したり、復習にあてたり、先取りして勉強する時間にするなど、有効に活用することができるでしょう。

ポイント5:中間目標を作る

ポイント4で、勉強計画を立てるときは余裕を持ったスケジュールにすることが大切であるお話しをしました。

それと関連しますが、勉強計画には中間目標を作ることも大切です

短期間で集中して勉強する場合を除き、勉強の計画とは早くても数か月、場合によっては数年かかることもあるかもしれません。

そんな決して短くない期間で最終目標だけを掲げて、がむしゃらに頑張り続けることは難しいものです。

そんなときは中間目標を立てることで、勉強に対するモチベーションを維持することができます

計画を立てた1日の勉強範囲がその日の目標といえますが、もしその日に急な予定が入ってしまえば、その日の勉強目標は達成できなかったことになります。

そんな忙しい日が数日続いてしまえばどうでしょうか。目標が続けて達成できず、勉強に対するモチベーションは下がってしまうかもしれません。

ポイント4でもお話ししましたが、毎日予定通りでなくても、余裕を持ったスケジュールにすることで全体の計画を上手く調整することができます。

例えば、1か月ごとにここまではやるという中間目標を立てると、たとえ数日は上手くいかなかった日があっても、その月の中で調整することで、月の中間目標を達成することできます。

中間目標は最終目標に向けてスケジュール調整する役割と、細かく目標を達成することで勉強へのモチベーションを維持するという2つの役割があります

まとめ

独学で勉強計画を立てる際に気を付けたい5つのポイントをご紹介しました。

独学で勉強計画を立てるポイント

ポイント1:目標を決める

ポイント2:目標達成に必要な勉強範囲を決める

ポイント3:1日に勉強できる時間を把握する

ポイント4:余裕をもったスケジュールを立てる

ポイント5:中間目標を作る

独学は自分でスケジュールを管理しなければいけないので、自分自身の管理能力が問われます。

周りに同じ境遇の人がいなければ、迷って悩むことも多いと思います。

しかし、きちんとポイント抑えて計画を立てていけば、それを道しるべとして目標を達成できる可能性もぐんと上がるはずです。

今回ご紹介した勉強計画のポイントが忙しい社会人が効率的に勉強するために役立つと幸いです。

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