今の仕事は嫌いで、一生続けたくない。けれど、他にやりたいこともない。
そんな状況から抜け出したいと思いつつも特に行動を起こせていなかった私は、自己投資と言い聞かせて、まさしく自分が求めていた、やりたいことの見つけ方について書かれた1冊の本を買ってみました。
この本、八木仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、自分が考えた私の「やりたいこと」について少し語りたいと思います。書評ではないので悪しからず。
「やりたいこと」の見つけ方とは

本書には、やりたいことを見つけるための公式がずばりと書かれていました。それは、「好きなこと(情熱)」×「得意なこと(才能)」×「大事なこと(価値観)」=「本当にやりたいこと」です。
つまり、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の3つが分かれば、本当にやりたいことが見つかるということです。
ここで言う、「好きなこと(情熱)」とは、自分が夢中になれること、自分が熱量をもって取り組むことができること。「得意なこと(才能)」とは、後天的に身につけたことではなく、自分が自然とできている他人より優れていること。「大事なこと(価値観)」とは、自分がどうありたいか、自分がどのようなことに重きを置いて生きていきたいかということです。これを内側(自分側)ではなく、外側(他人側)に向ければ、他人にどうなってほしいか、他人にどのようなことに重きを置いて生きてほしいか、となります。
これら3つを掛け合わせたことが本当にやりたいことになります。いいかえると「好きなこと」=何を、「得意なこと」=どうやって、「大事なこと」=なぜ、をはっきりさせることで本当にやりたいことが見つかるということです。
例えば、好きなことがスポーツ、得意なことが学んで人に伝えること、大事なことが成長する喜びを知ってほしいなら、これらを掛け合わせて、成長する喜びを知ってほしいからスポーツを学んで人に伝える、これが本当にやりたいことになるということです。
自分の「やりたいこと」について考える
本書には、「好きなこと(情熱)」「得意なこと(才能)」「大事なこと(価値観)」の見つけ方についても詳しい説明が書かれていました。それに則って自分の「やりたいこと」について考えてみました。
まず好きなこと、これはたくさん思いつきます。ゲーム、インテリアや部屋づくり、お金、経済学、PC・ガジェット、手帳術、勉強などなど。これまでの人生においてこれらのことにたくさん時間を使ってきたと思います。
次に、得意なこと。自分に大した自信がない私にとってこれは難しかったのですが、強いて挙げるなら、一人で何でも行動する、気になったことはすぐにとことん調べる、相手に理解できるように説明する、あたりでしょうか。
最後に、大事なことですが、これも難しかったです。ですが、本書に従って思考を深めていくうちに、常に学び続ける、ことが自分にとって大切な価値観だと思いました。私は元来知識欲が強く、学生時代も勉強すること自体は苦痛ではありませんでした。(成績を気にする必要がある場合はまた別ですが・・・。)社会人になってからも、特に仕事に関係ない資格を取ってみたり、学ぶことは続けるようにしていまいた。これは自分の興味が赴くままにしていたことで、特に何の意識もしていなかったのですが、これこそが自分が大切にしている価値観だと気づきました。
さて、これらの3つを掛け合わせてみたいと思ったとき、どの好きなことを採用しようかと考えていたのですが、まあ絞るのは難しいですよね。そんな感じでずっと悩んでいて、そこでふと思ったのですが、それこそ今やっているブログは自分のやりたいことにすごく近いような気がしました。
自分の好きなことを調べてまとめて、誰かのために書く。その目的はその誰かに自分が知ったことを知ってもらいたいから。そんな行動がこの本の中で言っていた、やりたいことに近いような気がします。
ということで、もっと長い時間をかけて考えてみればもっと良い考えが思い浮かぶかもしれませんが、ひとまず今のブログを続けてみようという考えに至りました。ただ、本書でも言っていましたが、やりたいこととは今の自分がやりたいことであって、一生やりたいこととは限りません。思考を止めず、常にやりたいことを意識していきたいとは思いました。
最後に
本書はかなり自分のやりたいことを見つける助けになりました。私はこのような自己啓発本の内容は1割でも自分に響くものがあったら良いほうだと考えているのですが、本書はその内容のほとんどがとても自分の思考に影響を与えた良書でした。
この本に限らずですが、自分の中で思考が詰ると自分だけで解決するのは難しいので、外部に、本に助けを求めるのは良い方法だと思います。自己投資として、定期的に本を購入していきたいと考えているところです。
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